派遣社員 ― 2008年12月17日 11時42分15秒
■ 派遣社員 ■
大手企業の派遣社員契約打ち切りが社会問題になっている。
一昨日のNHKでも番組で取り上げて多方面の有識者が色々な意見を述べていた。
しかし、一番重要な点に触れている有識者はいない・・・・・・なんでかな??
企業にとって単純労働の派遣労働者を使うメリットは
1)雇う側は社会保険・年金・失業保険等の社会保障費を負担しなくて良い。
2)増産や減産等の人員増減に対応しやすい。
3)景気の変動に対応し、余剰な労働力を景気の良い業種にシフトできる。
このしわ寄せを受けるのが派遣労働者なのだが、この派遣労働者の救済に目が行き過ぎている。
1)は派遣会社の問題だ、受け入れる大手がチェックしていない所が問題。
安ければ良い・・・・・的な感覚がある。
2)は派遣の当初の目的だよね。
3)金融危機に端を発している不景気では全部の業種が売上減になるので、派遣労働者が一番弱い者となる・・・宿命。
安い賃金で労働力を確保した大手企業、この数年 過去最高の利益を出した企業が派遣を打ち切っていないか?
その利益はどこに留保されているのか?
その税金はどこに使われたのか?
本来、年金や将来への備えに蓄えるはずのお金が、違う目的に転用されている。
疑問が残るね。
企業とは利益を生み出さなければならない組織だが、日本の企業が国民を不幸にする図式が見える。
派遣労働者に適切な社会保険・年金・失業保険等の社会保障費を支払える賃金体系で契約して欲しい。
派遣会社の品格も考えなければならないな。
しかし、よーく考えると派遣にしか登録できない方は・・・・・
学生時代&社会人生活で どんな技能を身につけてきたのだろうか?
仕事がない 再就職先がない これって社会に必要とされる技能や手に職がないのですね。
学生時代&就職して楽をしてくると どこかでつけが回ってきます。
単純な労働力になってはいけないと言う 反面教師かもね。
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